今、山梨県の山奥に4(一時預かりを含む)の老犬たちが残されています。
かつて400頭の犬がいるとメディアで話題になった山梨県犬の多頭飼育現場。
私たち帝京科学大学の学生は現場の犬たちの里親を探しております。
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「りんちゃん」のおはなし

こんにちは。
3年の外川です。
今回のブログでは、私たちが「りんちゃん」と呼んでいるワンコについてお話させて頂きたいと思います。
突然ですが、皆様に読んで頂けると嬉しいです。

りんちゃん8

この写真のワンコが「りんちゃん」です。
年齢は不詳ですが、現場に来て5年目です。

多頭現場の活動が始まって十数年、現場のワンコたちは引き取られたり歳をとって亡くなるなどして、とうとうエース一頭となりました。
現場での活動も終わりが近づいています。
しかし、現場にはあと一頭、皆様にはお知らせしていなかったワンコがいます。
それが「りんちゃん」です。
今から5年ほど前、現場の周囲に知らない野犬がうろつくようになりました。
誰かに捨てられてしまったのか、飼い主とはぐれてしまったのかは分かりませんでしたが、放っておく訳にもいかず、捕獲が試みられました。
捕獲に向かった先では、野犬が巣穴を作っており、中にはまだ幼い仔犬がいました。
野犬は仔犬ごと捕獲されましたが、すぐに保健所行きも可哀想だということで、近場で里親が探され、仔犬たちはまだ幼く人気もあって全頭無事引き取られていきました。
しかし、母犬だけは引き取り手が見つからず、ただ一頭残されました。
急に人間の手で捕獲された挙句仔犬たちと引き離される形となってしまった母犬は、人を恐れ心を閉ざしてしまいました。
小林さんはこのまま保健所に連れて行ってしまうのを忍びなく思い、母犬に「りん」と名付けて当面現場に置くことにしたそうです。
以上がりんちゃんの経緯になります。

りん7
小屋の中からこちらを伺うりんちゃん


りんちゃんはこの多頭現場出身の犬ではないのです。
本当ならもっと早くこの場で紹介すべきだったのかもしれません。
しかし、多頭現場の過酷な状況からなるべく早く多くの犬たちを暖かい家庭に送り出してあげるというのが私たちの活動理念であり、多くの方々からのご支援で成り立つ多頭現場では本来なら犬を一刻も早くゼロにしなければなりません。
よそからいちいち犬を受け入れていては、現場の犬は一向に減りません。
現場出身ではない犬を受け入れ、皆様からの支援金をお世話に充てていいものか、里親はボランティアの身内のみで探し公開は避けるべきではないのか、私たちは迷い、何度も会議を開いて議論しました。
今までは結論がでるまでりんちゃんを多頭の犬ではなく、あくまで小林さんが個人的にお世話している犬という立場で半ば強引に収めてきました。
しかし、昨年から現場出身の犬たちも老衰のため相次いで亡くなり、とうとうエース一頭きりです。
このままエースが引き取られるか、考えたくはないですが亡くなれば、りんちゃんは誰にも知られないまま多頭現場は終了したことになり、本当に一頭きりのりんちゃんの立場はますますあやふやで危ないものになってしまうでしょう。

この状況を受け、私たちはりんちゃんをこの場で皆様に公開し、改めて現場のメンバーとして里親さんを探すことに決めました。
皆様のご支援をお世話に使用させて頂きながらお知らせまで長い時間がかかってしまい、誠に申し訳ありませんでした。
皆様の中には現場出身でない犬に支援を割くことを快く思わない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ずっと人間の勝手な都合に振り回されながらも、あやふやな立場の中頑張ってくれたりんちゃんに、なるべく幸せになれる機会をあげたいというのが私たちの考えです。
少しでも心を開いてもらおうと人馴れも始まって、人がいるとご飯を食べてくれないという状態から、ようやく手からおやつを食べてくれるまでになりました。


りん5
最初は小屋の奥まで手を入れないと食べてくれませんでした。

りん3
徐々に手前の入り口付近まで来てくれるようになりました(^-^)

りん4
最近では小屋から顔を出してくれることも多くなりました(^∇^)


どうか、りんちゃんを新たなメンバーとして温かく迎えて頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

りんちゃんのおはなしは以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

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りんちゃん良かったね

りんちゃんの事、書いてくださりありがとうございます。
近隣との関係など、書けなかった事情は十分理解出来ます。
お世話をしながらも心に引っ掛かり、辛かった事と思います。
申し訳ありません
そして、ありがとうございました。

命に違いはありません。
逆に、五年の歳月でも、ここまでかと辛くなります。
りんちゃんは、自分が日陰の身と理解していると思います。

これからはお日様の元、堂々とりんちゃんの存在を守ってあげてください。
きっと今までの何倍ものスピードで、心を開いてくれると思います。
それを祈っています。

No title

こんにちは

世の中には色々な考えの方がいるので、皆さんも随分と悩まれたことと思います
5年間大変でしたね
私は、もう少し早く報告してもらって良かったのではないかと思っています
保健所に行っていたら、りんちゃんはもう存在していないのかもしれません
大事な命を救っていただいた感謝だけです

実は、我が家の犬も全く同じような境遇です(最初からフレンドリーでしたけど・・・)

りんちゃん、新しい家族に会えるといいですね





No title

りんちゃんにも素敵な家族が見つかるといいですね。
今までに譲渡された子たちは皆、元気でしょうか?
近況報告があると嬉しいです。

うーまま様

コメントありがとうございます。
りんちゃんのことへのご理解と温かい言葉に、私達もりんちゃんもとても嬉しく思っています。

皆様のコメントを読み、覚悟を決めてりんちゃんのことをブログに載せる決心をして良かったと思えました。
本当にありがとうございます。

これからはりんちゃんの様子もブログにあげていこうと思います。
私達もりんちゃんが今まで以上に心を開いてくれること、そしてりんちゃんにとって温かい家庭が見つかることを願って活動を続けていきたいです。

これからもご支援のほどよろしくお願いします。

ごま様

コメントありがとうございます。
りんちゃんのことへのご理解と温かい言葉に、私達もりんちゃんもとても嬉しく思っています。

皆様のコメントを読み、覚悟を決めてりんちゃんのことをブログに載せる決心をして良かったと思えました。
本当にありがとうございます。

私達も日々りんちゃんが少しずつ心を開いてくれているのを見て、5年前にりんちゃん親子を引き取った小林さんと先輩方の決断は間違っていなかったと思います。
りんちゃん含め、同じような境遇のわんこたちが温かい家庭に出会えることを願ってこれからも活動していきたいです。
これからもご支援のほどよろしくお願いします。

匿名様

コメントありがとうございます。
りんちゃんのことへのご理解と温かい言葉に、私達もりんちゃんもとても嬉しく思っています。

皆様のコメントを読み、覚悟を決めてりんちゃんのことをブログに載せる決心をして良かったと思えました。
本当にありがとうございます。

今までに譲渡された子たちは高齢で引き取り先のご家族に看取られて息を引き取った子もいれば、今も元気に頑張っている子もいます。
今月の活動で小林さんに詳細を伺ってブログに載せますので、それまでお待ち頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。

miyuki様

コメントありがとうございます。
りんちゃんのことへのご理解と温かい言葉に、私達もりんちゃんもとても嬉しく思っています。

皆様のコメントを読み、覚悟を決めてりんちゃんのことをブログに載せる決心をして良かったと思えました。
本当にありがとうございます。

エース君も大分人に慣れてきて私達もとても嬉しく思っています。
りんちゃんもこれからいっそう人馴れを頑張っていきたいと思います。
今月の活動に行った際に何か必要なものがあるか検討してみます。
いつもご支援ありがとうございます、とても助かっています。
これからも一同精一杯活動していきますので、よろしくお願いします。

No title

私もよく親猫から仔猫だけ保護して里親募集するので
日ごろから活動していて母猫に申し訳なく思っています
ので、りんちゃんのお話を読んで泣けてきました。

こういうわんちゃんこそ幸せになるべきですね。

2頭とも一般の家庭で過ごさせてあげたい。
里親さまみつかりますように・・。

F様

コメントありがとうございます。
りんちゃんのことへのご理解と温かい言葉に、私達もりんちゃんもとても嬉しく思っています。

現場の犬たち含め、他の団体様の犬猫たちにも一刻も早く素敵な里親さんが見つかりますように、私達も祈っています。
犬と猫で違いはありますが、お互いにできる活動を頑張っていきましょう!
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