今、山梨県の山奥に4(一時預かりを含む)の老犬たちが残されています。
かつて400頭の犬がいるとメディアで話題になった山梨県犬の多頭飼育現場。
私たち帝京科学大学の学生は現場の犬たちの里親を探しております。
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多頭現場の夏休み…

みなさん、こんにちわ。
大学院に進学した、院生の大林です。

現在わたくしは動物観というヒトと動物の関係学を中心に研究や勉強しています。
そんな私の紹介はさておき、
この度、私は8月20日から26日にかけて、一週間連続で多頭現場へのお手伝いに行ってきたので、
そこから私が感じたこと、考えたこと、そして現状をお伝えしようと思っております。。。

現場での作業内容は、他の学生がブログに書いてあるりますので、
ブログをご覧のみなさまなら、学生たちの活動についてご存じの方も多いかと思われます。

ですので、私は今回、現場での活動の報告ではなく、
この多頭現場について、現地で住みこんでお世話をしている小林さんについて焦点を当て、
少しだけですが、私からの目線でみなさまにお伝えしようかと思っております。


みなさま、今このブログを何でご覧になっているでしょうか?
パソコンでしょうか?ケータイ電話でしょうか?
どちらにしろ、今の日常では当たり前に存在している、「電気」のおかげで、私たちの暮らしは豊かになっています。
しかし、多頭現場には電気が通っていません。
ガソリンで動く発電機もありますが、そんなに使用することもできません。
そして、この炎天下の中、小林さんは、エアコンもない部屋で休んでいるのです。
犬の世話も暑さのせいもあり、いつも以上に負担も大きく、休んでも疲労が蓄積されるばかりです。

私は一週間、たった一週間で、この多頭現場に毎日かかわることがどれだ肉体的にもツライことか、身をもって実感できました。
それを何年間も休まずに、続けてきた小林さんの忍耐が、どれだけ壮絶なものか、計りしれません。

朝から肉を取りに行き、車で荷物を運搬し、フードの用意やフン取りの準備、犬舎の修繕、
やることはいくらでもあるのです。

汗をかいても、銭湯など風呂屋に行くこともしょっちゅう行けません。
川で体を流すことくらいがほとんどです。
(ぼくも何度か川で洗ってみましたが、ブヨに刺されました)

虫も多く、野生動物もすぐ近くにいて、大雨では道が崩れるなど、
まさに、サバイバルそのものです。
ただ、私たちが思っているサバイバルは、終わりがある(ゲーム的である)ように感じていますが、
小林さんの場合は、休みなどないのです。


今回、夏休み期間中の私が一週間現場に通い続けたのは、
「小林さんに夏休みを与えてあげたい」という思いからでした。
しかし、自分の力など、大したものではありません。
多頭現場に夏休みなど、存在しないのです。


僕たち学生も、日中は現場作業など手伝いますが、作業が終わって夕方になれば、
それぞれ自分の家に、安心して眠ることができる、不自由などほとんとない生活に帰ることができます。

もちろん、「小林さんが選んだ人生だから仕方ない」、「そんなにつらいなら逃げだせばいいだろうに」、
と思われる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、小林さんがいなければ、犬達はどうなるのでしょうか。
あそこに住まないでも構いませんが、毎日30頭以上の犬の面倒をみれるという方がいらっしゃったら、
どうぞやってみてください。

犬が好きだからやっているとか、そういうレベルではありません。

私たち学生にできることなど、たかが知れています。
この多頭現場の行く末も、私たちには見通すことができません。

それでも、私にできることは、
電気のある自宅のパソコンで、小林さんの生活について、多頭現場というものについて、
少しでも多くの人に伝えていくことです。
そして、みなさんが多頭現場に対して、犬達に対して、小林さんに対してできることは、
いくらでもあるかと思います。
現場で作業のお手伝いをすること、犬達の預かりや里親になること、フードや物資の支援を行うこと、自分の周りの人にも伝えていくこと、
どんなことでも、現場の支えになっていくと信じています。

そしていつか、小林さんに「休み」を与えてあげれる日が来るのを願って、頑張っていきます。

みなさんに、少しでも何か伝えることができたなら、
幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからも、応援よろしくお願いします。



帝京科学大学 修士課程一年
大林駿斗


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ありがとう

本当に仰る通りだと思います。
私は動物も好きですが、小林さんの事を知ってこの現場を応援したいと思うようになりました。
しかし・・・出来る事は他の方に比べれば天と地のように差があります。
それでもほんの僅かでも継続して小林さんの事を忘れず、
小林さんが引退される日が来たとしたら、
それでも小林さんに葉書を出したりしながら(多分それしか出来ない)
ご縁を繋ぎたいと思っています。
それは今回の記事に書いてあった小林さんの行動に
以前から崇高ささえ感じているからです。

1週間の夏休み。若い方のその気持ちが小林さんを犬達を支えますね。
私も小さな事を忘れずに積み重ねますね。
本当にありがとうございました。

大林さんへ

ご無沙汰しております。
猛暑の中ありがとうございました。
いつも小林さんや現地の犬たちへのやさしいお気持ち、
とても嬉しく思います。
きっと小林さんも喜ばれていたでしょうね。
以前はよく大林さんのことを話されていました。

記事を読み大変感銘しました。
事後報告で申し訳ないのですが、
大林さんの記事をリンクさせていただきましたので
どうぞご了承くださいね。
お一人でも多くの方に読んでいただきたいと思います。
これからもお体には気をつけて、がんばってくださいね。

それから、井川さん。無断で供養塔の画像をお借りしてしまいました。
本当にごめんなさい。

大林さん こんにちは。

一週間ぶっ続けでの現地での作業は大変でしたね。
現地へ通っての作業と、現地に定住しての作業では
かなり勝手が違ってきますものね。

記事を読み進んでいくうちに
大林さんの小林さんに対する気持ちが
ひしひしと伝わってきました。

一週間もの間、昼夜を共に過ごせて
小林さんも嬉しかったことでしょうね。

今夏もお山へ行くつもりでしたのに
十数年ぶりの大夏風邪をひいてしまい
夏の予定は大幅に変更修正となりました。
でも、近いうちに必ず行くつもりですよ!


小林さんのワンコ達に対する姿勢が
とっても分かりやすく的確に纏められているので
ぜひ、転記させてくださいね。
お山のワンコや小林さんのことを
心から心配し応援してくださる方のためにも・・・


現場での作業ばかりでなく
小林さんのことを書き記してくださって
どうもありがとうございました。
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