今、山梨県の山奥に4(一時預かりを含む)の老犬たちが残されています。
かつて400頭の犬がいるとメディアで話題になった山梨県犬の多頭飼育現場。
私たち帝京科学大学の学生は現場の犬たちの里親を探しております。
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さよなら ライアン

ブログをご覧のみなさま、こんばんは。
今回、学生を代表して書かせていただきます、大学院生の大林です。

タイトルからおわかりのように、7月11日の早朝4時23分に、
『ライアン』が息を引き取りました。


ライアン N
【名前:ライアン 性別:オス 享年:推定17才】

ライアンはK地区の出身であり、私にとっては初めて現場を訪れた際からの6年の付き合いであり、
初めての人に対しても物おじせず、オヤツを食べたり散歩に行けたりと友好的な性格から、
学生や小林さんからもみんなから愛されていた犬でした。

そんな反面、、脱走癖も多々あり、よく学生や小林さんを慌てさせていました(@∀@)
現場に行くたびにライアンの小屋の扉が頑丈に強化されていたため、
「扉を閉めるのが大変なライアン」というような呼ばれ方さえしていました。。笑

ライアン おやつ

また、その人懐っこい性格から、
譲渡会にも積極的に参加し、多くの方に愛嬌を振りまいておりました(^^)

マーキングの癖が抜けずに、隣の犬のクレートにオシッコをひっかけるなど、
迷惑なこともよくしていましたが、
ライアンの体格も小ぶりであるため、学生にも扱いやすく、
みんなで譲渡会に連れていってくれました☆

ライアン 譲渡会2

でも、たくさん譲渡会に参加しても
ライアンを新しく迎えていただくお家は見つかりませんでした…最期まで。。
ライアン 譲渡会

しかし、N地区に移される前あたりから、どうやら心臓や気管系に異常があったのか、
呼吸する際にゼエゼエと苦しそうな素振りも見せることがありました。

それ以来、ライアンの体調を考慮して譲渡会に参加するのを見送ることも多くっなてきました。

それでも、現場ではおやつもいっぱいもらい、
散歩にもいっぱい連れて行ってもらいました。

ライアン 散歩

咳き込みながらも、リードを持つとライアンの方から嬉しそうに寄ってきて、
楽しそうに現場を闊歩していました(^^♪
相変わらず、オシッコを他の犬にまきちらしながら。笑

ライアン 散歩とおまき

しかし、今年に入って、
ライアンの咳き込みや体調の悪化が目に見えてきたため、
散歩に連れ出せる機会も少なくなってきました。

それでも、オヤツやご飯はパクパク食べてくれていたので、
新しく来る学生からも可愛がられていました(^ω^)

ライアン おやつ2

また、
ライアンは、私が引き取った『セイコ』の親戚にあたる叔父さん犬であるため、
私の個人的にですがとくに気にかけていた犬でもありました。

冬にセイコを連れて行ったときも、お互いがシンパシーを感じるのか、
仲の良い素振りも見せてくれていました。
ライアン せいこ1
以前のブログにもアップしましたが、
やはり似ていますね。

ライアン せいこ2
左がセイコ、右がライアンです。

このときは気候もよく、ライアンの体調もよかったので、
散歩に連れ出せましたが…


そうして、
先月の6月に入ってからは、ライアンの体調はとても衰えていきました。
オヤツやエサを残したり食べない日もあり、
ぐったりと倒れこむように寝ているようになってきました。

食欲旺盛なかつてのライアンからは想像もつかない姿に、
私や学生一同、ショックを受けていました。

小林さんからも、
「もう長くはない…」という話は聞いていたため、学生間でも特に気にかけてやり、
毛布を頻繁に変えてやったりと、できる限りのケアは行いました。

また、少しでも良くなってほしいと
現場に獣医さんが訪れてくださいましたが、
ライアンを診察しようと抱きかかえて台に乗せようとしたところ、
ライアンが痙攣をおこしたように倒れこんでしまったため、
これ以上の診察はやめたほうがいいとのことで、処置を中断し安静にさせました。

それでもどうにかしたいと、先生からいただいた薬やビタミン剤、缶詰フードなどを
エサに混ぜて、少しでも楽になってほしいと小林さんや学生も懸命に世話をおこなっていきました。
そのかいあってか、食事もとるようになり、ライアンの体調は一時的によくなったようにみられました。

しかし、
そうした、様々な努力の末に、
7月11日の早朝4時23分に、
小林さんに看取られながら息を引き取りました。

ライアン 0713
この写真は7月3日に私が訪れた際に撮った写真であり、
私にとってはライアンの最後の写真となってしまいました。

まだライアンが亡くなってから現場には行っていないため、
小林さんから連絡があってまだ実感がありません。

今まで数多くの犬たちが亡くなってきましたが、
その中でもライアンは私は印象深い犬でした。

犬舎の開け閉めが大変で、「ライアンの世話はめんどくさいな~」と思ったこともありました。

「脱走するから気を付けろよ」と注意されながら一年生のときに散歩に連れ出しました。

学生にもオシッコをひっかけようとして、文句も言われることもいっぱいありました。

「余ったおやつでもライアンなら食べてくれる」と、ほかの犬たちから不人気だったおやつも、
パクパク食べてくれました。

譲渡会に参加するときでも連れていく犬を選ぶとき「とりあえずライアンでしょ」と、
レギュラーメンバーのように参加させられていました。
黄色いバンダナの似合う、おしゃれ犬でした。

体調が悪化し、散歩に連れ出せないとけど、
それでも他の犬用にリードをもっていると期待するような目が、
やるせなかったです。

咳き込みながらも、ジャーキーを加える姿は、最期まで愛くるしかったです。


それぞれの人生があるように、
犬たちにもそれぞれの生き方というものがありました。

今になってはライアンに聞くことはできませんし、
そもそも犬に答えてくれるかはわかりませんが、
多くの人に愛されながら、しかし苦しみながら亡くなったライアンの生涯を
幸せだったかどうかなんて計れるわけありません。

ただ、この喪失感、無力感、虚無感、後悔を、
少しでも私たちが和らげたいために、
次の犬たちのために頑張ろうと努力するための動力源にするだけです。


今回、私が代表して記事を書くことにさせていただきましたが、
他の学生からもたくさんのメッセージを受け取っていますので、ここに書かせていただきます。

『ライアン、お疲れ様。よく頑張ったね! 4か月ぶりに会ったライアンを見て、
症状の悪化ぶりに驚愕しました。本当によく頑張ってくれました。
ご冥福をお祈りします。』 [2年 三本]

『ライアンに会えるのを楽しみにしていました。会えたらいっぱい話しかけてあげようかな、
久しぶりにライアンに触りたいなーとたくさん思っていた矢先でした。
楽しそうに散歩するライアン、辛そうに息をするライアンをずっと見てきたので涙が止まりません。
ライアンありがとう。散歩が大好きだったね、
天国では思う存分走り回ってね(^^)』 [3年 高山]

『ライアン…悲しいですが、もう苦しまずに楽になれてよかったです…
もう会えないのが寂しいです』 [4年 山崎]

『ライアンの調子が良くないと聞いてから、次にライアンと会えるのを待ち遠しく思ってました…
本当に寂しいです。苦しい死に方をしたのがとてもショックを受けますが、
小林さんが最後まで一緒に居てくれて、きっと迷わずに天国行けたでしょう。
寂しいですが、もう苦しまずにすむと思うと安心します。
おそらく一番シャッターチャンスの多かったライアン、お疲れ様。
いつも可愛い顔立ちで学生たちを迎えてくれてありがとね。
ライアン最後まで頑張って本当にお疲れ様!おやすみなさい』 [3年 佐藤]

『1年生のはじめての譲渡会で一緒だったのが一番印象に残っています。
本当にありがとう。ライアンおやすみ』 [3年 村田]

『クリクリの目がかわいいライアン…
覗いていると近寄って来てくれる姿に癒されました。
おやすみライアン。。』 [3年 米山]

『現場に行くと、いつも私たちを迎えてくれてありがとう。
ライアンのおかげで笑顔になれたことがたくさんありました。
だいすきです。ありがとう。おやすみ。』 [4年 冨永]

『ライアンが天国へのぼれるよう、ご冥福をお祈りいたします。』 [3年 加藤]

『ほとんど現場に行けなかったけれど、ライアンの名前は早くに覚えてた。
久しぶりに行ったら、辛そうだったから、きっと最後まで頑張って頑張って全うしたんだろう。
頑張った分、これからはゆっくりやすらかにおやすみ。』 [3年 守屋]

『今月最初の現場に行ったとき足がふらついて何回も倒れたのを見て、
もうすぐなのかな…と思っていましたが、犬舎の前に行くと頑張ってトコトコ近づいてくれたのは
スゴイ嬉しかったです…
ありがとう。ゆっくり休んでください』 [2年 永田]

『ライアン、最期まで本当によく頑張りました。
譲渡会もよく行っていたのに、お家に行けなかったこと本当に申し訳ないと思っています。
譲渡会でいつも生き生きと頑張っていた姿が大好きでした。
それでも、最後まで苛酷な現場の生活に置いてしまったことごめんなさい。
亡くなる日、朝方に悲痛な叫び声がして、
息を引き取るまで小林さんがずっと撫でてくれたそうです。
最期まで苦しそうでしたが、亡くなったライアンはとても穏やかな顔をしているとのことでした。
小林さんが最後見送ってくれて良かった。おやすみなさい。
良い経験もつらい経験も多くした子だと思います。ライアンの生きていた証が、
多くの方に伝わりますように☆』  [4年 井川]



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ライアン、安らかに・・・

大林さん こんにちは。

辛い報告を書いてくださって、ありがとうございます。

11日に小林さんからライアンの訃報を伺い
私も、追悼記事を書かせていただきました。
というより、学生さんのブログから
ライアンの懐かしい画像とコメントを転載させていただいた形ですが。
いつも、事後報告で申し訳ありません。


大林さんが撮った、最後の一枚・・・
こちらの記事と共に紹介させてくださいね。


いつも、老ワンコ達のための活動をありがとうございます。

可愛いライアン君

心よりご冥福をお祈りいたします。

苦しんだと聞くと辛いですが、
ライアン君の輝くような笑顔の写真を見ると、
小林さんや皆さんの愛情で、幸せに過ごしたことがわかります。
皆さんお辛かったと思いますが、どうぞお身体を壊しませんようご自愛下さいませ。

お疲れ様です。

そんなに悪かったとは・・・一軒家でなく引き取れない事を本当に悔しいです。

井川さん、私も4月に保護猫を亡くし、お家を見つけてあげられなくて、ごめんなさいと謝りました。
辛いですよね。

ライアンだけのおうちが見つからなかった事は残念でしたが、多くの学生さん、小林さん、周りの方達に愛された事、きっとライアンは誇りに思っていると思います。

昔からブログを読んでいたし・・・涙がポロポロこぼれて
とても悲しいですが、長生きできた事は良かったと思います。現在は手術も進んでいますが、やはり高齢になると難しい所がありますものね。

かわいいかわいいライアンのご冥福をお祈りいたします。苦しみのない天国で走り回ってね!

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